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No.8
この世は、粒と波を行ったり来たりする世界
この世は、粒と波を行ったり来たりする世界
前回までの量子のお話し、理解頂けてるでしょうか?
量子は、数が変わると違う物になります。ですからこの状況を踏まえないと、自然界の現象は正しく解明できません。
でも今の物理科学にはこの前提が無いので、様々な現象を正しく解明できません。
さらに、もうひとつ、今の物理科学で正しく把握できていないことがあります。
それは、原子の持つ、粒と波の性質についてです。
今日は、これについて説明します。
今の物理科学では、量子には粒と波の性質があることはわかっています。
でも、何故そうなのか、そしてどのように自然界に影響しているか、説明できずにいます。
ところが量子をエネルギーとして把握し、数が変わるとものが変わることを理解できれば、この性質は、とても簡単に説明できるようになります。
今日は「水」でこの様子を説明します。
水は毎日、皆さんの目の前で、粒と波の間を行ったり来たりしています。
具体的に、どんな様子でしょう?
それが、水の持つ3つの状態です。
水は、粒の時、粒と波が混ざっているとき、波だけの時、と3種類の状態を持っています。
まずは、水が「粒」の状態のとき。
これは、水が「氷」のときです。
水は、0℃以下になると凍ります。水が凍ったときの状態「氷」は、水を作る原子たちが、「粒」の状態で集まったもので、氷はその結果生まれる大きな粒です。
このとき、水という存在は、電荷を持っていません。
原子の集合として、±0です。
次は水が「液体」のとき。
このときの水は、「粒と波が混ざり合っている」状態です。
水はおよそ0℃~100℃の範囲の中にあるとき、液体になっています。この温度範囲のとき、水を構成する原子たちは、原子の「粒」と、イオン化して量子になっている「波」と、2つの状態が混在しています。
一方、「水の場」という水分子が集まる領域全体では電荷は無く、場は±0です。しかしこの場の中では、電荷ゼロの粒とイオン化して波の性質を持つ量子が共にあり、即ち、「粒と波が混在」します。
少し説明を加えます。
今の物理科学では、水分子をH2Oで表現しています。
水素原子2個と酸素原子1個が繋がった、「粒」として理解しています。
ところがこれは、水が粒のときの表現です。
一方水が液体になると、2個の水分子が一組になって、H3O+とHO-というイオン化分子を作り、「波」の性質を持つ分子を発生させます。
即ち、+1の電荷と-1の電荷を持つ「量子レベルの単位」が登場します。
「量子」の存在の時は電気を帯びていますから、「波」として測定されます。
通常の原子は電気を帯びていないのですが、原子から電子が動くと原子は電気的なエネルギーに変化し、これが量子レベルの存在です。電子が動いて原子が電気的に変化することを「イオン化」と呼び、イオン化で発生する電気的な性質が波として測定されます。
つまり水が液体の時は、粒と量子が一緒に混在=粒と波が混在、します。
★参考文献1:水とはなにか(新装版 上平恒/講談社/2009年第2刷)
★参考文献2:物質の多様性~水に学ぶ物質科学~(吉野治一/大阪市立大学大学院理学研究科物質分子専攻/ネット資料)
そして最後のひとつが「蒸発」したときです。
このときの水分子は、全てが量子というエネルギー状態に変化してしまいます。
すなわち、全てが電気的なエネルギーの、「波」になります。
水はおよそ100℃以上になると沸騰し、沸騰が続くとやがて蒸発して無くなってしまいます。これは、水を作る原子から電子が動き、原子では無く+や-の量子レベルに変化、つまりイオン化した状態です。
従って水が蒸発すると、水は全てが、「波」として測定できるエネルギーになります。
でも現在の物理科学では、電気ゼロの原子もイオン化した原子も、全てを粒として考えているため、波の性質を説明でません。
前回、この量子生態学の世界で、「原子が電気になるとき」を説明しました。
通常の原子は、陽子と電子の数が同じで電気的に±0なため「粒」として存在し、それは物体です。
でも、原子を量子の集まり、故に物体も量子の集まりとして見ると、物を構成する原子から電子が1個でも動いて無くなると、ものを作る原子の中の陽子と電子の数に差が生まれ、原子は+や-に帯電し、イオン化します。すると、そのものは、電気的な要素に変化するため、波として測定できるのです。
整理してみましょう。
1.水が氷(固体)の時は、電気を帯びていない粒(電気±0)である
2.水が液体の時は、粒(電気±0)と波(イオン化=電気を持つ)で混在する
3.水が蒸発すると全て電気を帯びたエネルギー、全て波(電気を持つ)になるため、目に見えなくなる
この電気を持つとか帯びたとかエネルギーの状態が、量子生態学で言う「量子としての状態」に当たります。
No.5で、自然界を量子の世界として見ると、「ものは、その中の量子の数が変わると違うものになる」ことを、りんごとみかんや陽子と電子が入った箱で説明しました。ただしこれは、「存在する環境条件が影響する」とも記しました。
つまり水というものが違う物になるのは、温度という環境条件で左右される、ということです。
ただ今の物理科学では、氷も液体の水も蒸発した水も、全て同じ「水」として見ているため、違う物として区別できずわけがわからなくなっています。
「氷としての水」と「液体としての水」と「蒸発した水」は、明らかに「違うもの」であり「違う性質」です。
私たちが単に、「水」として捉えている「もの」は、量子というエネルギー的な視点で見ると、全く違う「もの」として把握しなければなりません。
今日は、次のように覚えてください。
水は、温度という環境条件に応じて、氷という粒の存在、水という粒と波の混ざった存在、蒸気という波の存在、の3種類を、行ったり来たりして変化している