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No.3
原子は何でできている?



自然界のあらゆる「物」は、様々な種類の元素原子でできていますが、自然界の原子の組み合わせは複雑すぎて、簡単に説明できないし、理解するのも困難です。

では元素原子は、何でできているのでしょう?

日本では、学校で習います。

原子は、陽子と電子と中性子でできています。
このうち、陽子と電子の数の違いで、元素の種類が決まります。

例えば、水素という元素。
水素原子は、陽子1個と電子1個の組み合わせでできています。

陽子2個と電子2個の組み合わせは、ヘリウムという元素原子です。

陽子3個と電子3個になるとリチウム原子、陽子8個と電子8個になると酸素原子、です。

このように陽子と電子の個数の違いにより、自然界には118種類の元素の種類があります。つまり、元素は陽子と電子1個ずつ~118個ずつの組み合わせがある、ということです。

そして陽子と電子の個数は同じで、これが原子番号になっています。
水素は原子番号1番、ヘリウムは2番、リチウムは3番、酸素は8番、という状態です。

従って原子番号がわかれば、陽子と電子の数がわかります。
例えば、原子番号19番のカリウムは、陽子19個と電子19個の組み合わせになります。


ひとつ、注意することがあります。
陽子と電子がそれぞれ2個以上になると、陽子と電子以外に、中性子が仲間に加わります。
つまり、水素原子以外は全て、中性子を持っています。

陽子と電子が1個ずつの水素原子には、中性子はありませんが、2個以上の、ヘリウムも、リチウムも、酸素も、原子は中性子を持っています。
従って、それぞれの種類の元素原子が何で作られているかを正確に書くと、次のようになります。

原子番号1番 水素原子 = 陽子1個・電子1個

原子番号2番 ヘリウム原子 = 陽子2個・電子2個・中性子

原子番号8番 酸素原子 = 陽子8個・電子8個・中性子

原子番号92番 ウラン原子 = 陽子92個・電子92個・中性子

上記には、中性子の数が書いてありません。中性子の数の説明は少し難しいので、今は省略します。

これらの元素の種類と原子番号を一目でわかるようにしているのが、元素周期表です。
普通の元素周期表

今日覚えて欲しいのは、次のことです。


どんな種類の元素も
それぞれの原子は同じ数の陽子と電子で作られていて
水素原子以外は、中性子を持っている 



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